ダイヤモンドの粒がキラキラと時を刻む、世界に2000個しかないダイヤモンド砂時計。今は生産されていない貴重な品物ですが、稀に中古品のやりとりがされていることがあります。 今回はダイヤモンド砂時計の魅力と、中古で買う際の相場などについてご紹介します。
ダイヤモンド砂時計
ダイヤモンドの最大手デビアス社が、西暦2000年を記念して、世界2000個限定でダイヤモンド砂時計を発売しました。砂の代わりに2000粒(35ct) のダイヤを使用し、台座から青い光で照らし出すことで幻想的な時間を演出します。 砂時計内は透明なオイルが入っており、10分-11分ほどかけてゆっくり落ちていきます。その美しさに時間の流れも忘れてしまいそうです。
発売当初は成果中から注目され買いが殺到しましたが、砂時計は普段使うものではないため飽きが来ると売りにだされる傾向があります。 ただ、世界で2000個という希少性やダイヤモンド自体の高い価値は認められるため、すぐに他の人に買われるのも珍しくありません。
購入するときはもの珍しさから購入するよりは、やはり、何かの記念品として購入した方が保有し続ける意味も増すことでしょう。 発売されてから約20年たちますが、今後もしかしたら骨董品と同じ立ち位置になるかもしれませんね。
ダイヤモンド砂時計の特徴
台に砂時計を置くと台の下からライトが光り、ダイヤモンドの砂時計が青く照らされ幻想的な時間を演出します。 台座の内側には0001/2000などのシリアルナンバーが刻まれており、その砂時計が2000個のうちの何個目かを知ることができます。
新品価格と中古価格、購入時の注意点
・発売当時の価格:300万円 ・中古価格:20万〜100万円 ・購入方法:宝石店に中古が入ってきたらHP上で周知されるほか、Yhooオークションなどのオークションサイトでも出品が見られます。
購入の注意点
・見た目の傷の程度 ・シリアルナンバーは記載されているか ・外箱はあるか
こんな豪華な砂時計を作ったデビアス社、シチズン社って?
ダイヤモンド市場の最大手のデビアス社。
実はダイヤモンドを評価基準である4Cや、「ダイヤモンドは永遠の輝き」というキャッチコピーを作ったのもこのデビアス社なのです。
全世界のダイヤモンド原石の80%程度がロンドンの中央販売機構に集められますが、この仕組を作ったのもデビアス社の創設者で、ダイヤモンドの採掘から加工、販売までの工程を独占しているのです。 アメリカにおいては独占禁止法違反の認定を受けている企業で、経営陣が入国すると逮捕されてしまうという、良くも悪くも歴史に名を残す色々とすごい企業です。
国内最大手、世界中の時計を支えるシチズン社
東京に本社をおく言わずとしれた国内最大手、世界市場3位の時計メーカー。 シチズングループは腕時計のムーブメント(機械部分)の生産量が世界一で、そのムーブメントは時計業界で標準装置とされたほどです。 様々な時計ブランドにムーブメントを供給し、多くのブランドを支えているシチズンは世界の時計業界を技術者なのです。
おわりに
世界にたった2000個しかないダイヤモンド砂時計、もし見かけたら手に迷わず購入したいところです。見た目の綺麗さもさることながら、ダイヤモンド自体にもパワーストーンとしての効果があると言われていますので、2000個のダイヤの恩恵を受けられるかもしれません。
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